大雨や台風などによる災害は毎年のように起きており、近年は長い時間同じ場所で非常に激しく降り続く雨(線状降水帯)によって大きな災害も多発しています。
【個人でできる対策】
1.ハザードマップで危険個所を確認
町が発行する防災マップ
には土砂災害の危険個所や浸水想定箇所など、災害発生時の被害予測を掲載しています。自宅や避難所までの経路が安全かどうか、今一度確認しましょう。

防災マップを持っていない住民の方は総務課管財防災係までお問合せください。(TEL0966-43-4111)
2.雨風が強くなる前に、家の内外を確認
雨風が強くなってからの外の作業はとても危険です。
○家の外の備えの例
・屋外のもの(物干し竿や植木鉢)などをしまう
・自動車のガソリンを満タンにする
・側溝や排水口がつまらないように掃除しておく
・雨戸や網戸を固定する
○家の中の備えの例
・非常用品を確認する(懐中電灯、携帯用ラジオ、乾電池、救急薬品、衣類、非常用食品、カセットコンロ、貴重品など)
・スマートフォンやパソコンをフル充電する
・水を確保する ※断水したときトイレ等に使えるため、飲料水だけでなく浴槽にも水をためておく
・窓ガラスに飛散防止フィルムを張る
○非常用持ち出し袋の例
□飲料水 □食べ物 □お菓子 □粉ミルク・哺乳びん □衣類 □タオル □軍手 □スリッパ □寝袋 □ 預金通帳・現金 □健康保険証・ 身分証明書 □ナイフ・缶切り □懐中電灯 □ラジオ □救急医療品・常備薬 □乾電池・モバイルバッテリー □体温計 □マッチ・ライター □アルコール消毒液 □使い捨てカイロ □ティッシュペーパー・ウエットティッシュ □紙おむつ・生理用品 □ごみ袋 など

自分に必要な物は何か考えて袋に入れましょう。
○避難する前の家のチェック
・電気のブレーカーを落とす
・ガスの元栓を閉める
・鍵をかけてカーテンを閉める
・戸締りをしっかりとする
3.防災情報を集める
気象台が発表する土砂災害警戒情報やはん濫危険情報、町が発令する避難情報に注意しましょう(テレビやインターネット、町が配布した防災ラジオなどを活用)。
ほかにも大雨による土砂災害の危険度の高まりを5段階に色分けして示す「キキクル」(危険度分布)
(外部リンク)や、「防災情報くまもと」
(外部リンク)などもあります。早め早めの避難行動を心がけてください。

町で各家庭に配布している防災ラジオ
4.早めの予防的避難
夜間や大雨時は避難そのものが危険です。大雨が予想されるときは、本格的に雨が降り出す前の明るい時間帯での予防的避難を心がけましょう。
※5段階の警戒レベルに応じて避難のタイミングやどのように行動するのかを事前に決めておきましょう。
○避難するときの注意点
・安全で動きやすい服装 ※長靴は水がたまると動きにくくなるので注意
・足元に注意 ※歩行できる水深は一般的に男性70センチ、女性50センチ以下。マンホール・側溝にも注意
・隣近所に声を掛け合って避難
・子どもは大人が手をつなぐ、またはライフジャケットをつけるなどする
○避難が危険なとき
・建物の2階など、できるだけ安全なところに移動する