令和4年度森林環境譲与税の使途について
1. 町の森林の現状及び取組状況について
湯前町は、総面積の約7割が森林です。その森林の民有林の内約9割は人工林になります。しかしながら湯前町も全国の傾向と同様に、木材価格の低迷に伴い、所有者不明等により管理が行き届かない森林が増加し、災害発生防止や温暖化防止等、森林の公益的機能の維持に支障が生じているです。平成31年度4月に施工された森林経営管理法に伴う森林管理制度に基づき、意向調査や路網補修整備等に森林環境譲与税を活用しています。
2. 森林環境譲与税の使途について
令和4年度事業一覧 事業名 | 事業内容 | 金額(円) | 森林経営意向調査 | 町内の山林を適切に管理していくため、森林所有者の今後の経営管理の意向を確認し、町による経営管理権の設定等について検討することを目的として、「森林経営意向調査」を実施した。
| 953,700 | 湯前町林道台帳及び森林解析業務
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林野庁航空レーザ計測成果及び川辺川ダム砂防事務所球磨川上流域航空レーザ計測成果を基に、樹種区分図の作成、樹冠高データの作成、樹頂点の抽出単木樹高の推定、単木樹冠面積等の算出、材積の算出など、森林解析図の作成や地形解析を行い、今後の本町における森林資源の効率的な管理に活用する。 | 3,683,900 | 民有林内路網整備 | 
民有林内の作業道について、軟弱地盤区域のコンクリート舗装等の改良や近年の大雨災害で被災した作業道の復旧を行い、民有林内林業経営基盤を強化するものとする。
| 2,694,791 | 市町村森林整備計画管理図面作成業務 | 市町村森林整備計画に係る木材の生産機能の維持増進を図るため、森林施業を推進すべき森林の区域及び当該地域内における施業の方法について管理図面が設定されていなかったため、管理図面の作成を行った。 | 570,900 |
3.本町における森林整備の流れ
4. 基礎データ
| データ名 | 熊本県 | 湯前町 | 備考 | 1 | 令和4年度譲譲与額 (円)※1 | 1,190,023 | 9,562 | ※1.2時20分22農林業センサスより | 2 | 私有林人工林面積 (ha)※2 | 211,127 | 439 | | 3 | 人 口 (人)※3 | 1,738,301 | 3,627 | ※3.4:R3.国勢調査より | 4 | 林業就業者数 (人)※4 | 2,389 | 54 | | 5 | 総面積 (ha) | 740,900 | 4,837 | |
5.R4年度森林環境譲与税の使途について
歳 入 |
金 額 |
森林環境譲与税 |
9,562,000 |
積立基金繰入金 |
892,000 |
一般財源 |
0 |
歳入額 |
10,454,000 |
歳 出 |
金 額 |
森林経営意向調査 |
953,700 |
林道台帳整備及び森林解析業務 |
3,683,900 |
民有林内路網整備(作業道改良) |
2,694,791 |
森林整備計画管理図面作成業務 |
570,900 |
歳出額 |
7,903,291 |
基 金 積 立 |
金 額 |
令和4年度からの繰越額 |
1,715,839 |
一般会計繰出額 |
892,000 |
利子 |
85 |
基金積立額 |
2,607,924 |
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