新年のあいさつ
新しい時代へ動き出し、 成長し、勢いを増す1年に
新年明けましておめでとうございます。町民の皆さんにおかれましては、ご家族ともども穏やかで希望に満ちた新年をお迎えになったこととお慶び申し上げます。令和6年の幕開けに、町民の皆さんに謹んでごあいさつ申し上げます。
町政の舵取りを始めてから、2期目の1回目のお正月を迎えたところです。町民の皆さんには、日ごろより町政のさまざまな分野に、ご支援ご協力いただき、心から感謝申し上げます。改めて責任感と使命感を持ち、しっかりと町政を推めていきます。
見えない敵との戦い
新型コロナウイルス感染症はワクチン接種の進展などで感染者が減少し、重症化リスクも軽減したため、昨年5月に感染法上の分類が5類に変わりました。人々の生活も変化しましたが、いまだに新型コロナウイルスの感染は続いています。加えて、昨年の夏ごろからインフルエンザやアデノウイルス(プール熱)なども流行し、見えない敵との戦いは当分続いていくものと思います。町民の皆さんには、引き続き感染予防対策を十分にとっていただき「新しい生活様式」で過ごしていただければと思います。
戦火による経済の混乱
ロシアによるウクライナ侵攻開始から約2年が経過。他方ではパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突が拡大しています。いずれの戦場も和平や停戦の兆しは見えないところです。新型コロナウイルス感染症の爪痕が深く残る中、戦火の影響で原油価格高騰や物不足、物価高、円安など、日本経済・世界経済は混迷し続けています。日本政府には早期の平和の実現と経済の立て直しに奮闘してもらいたいと希望しているところです。本町としては影響を少しでも緩和するために、国の交付金などを利用して町民の皆さんの暮らし応援などを行っていきます。
湯前駅周辺の開発
令和2年7月豪雨災害の復旧復興はまだ道半ばです。引き続き復旧復興を最優先に進めている中で、くま川鉄道が令和7年度中には全線開通する予定となりました。全線開通を記念し、ピンチをチャンスと捉えて、くま川鉄道を復旧復興のシンボルとするため、駅周辺の開発で創造的復興を進めていきます。
上昇と成長の1年に
ことしの干支は唯一空想上の動物である『辰(たつ)』。東洋では辰(龍)は神の使いであり、世を統べる権力の象徴とされています。辰年は昇り龍などに描かれるように、勢い良く活気あふれる年になると言われています。十干(じっかん)十二支(じゅうにし)でみると、ことしは『甲辰(きのえたつ)』の年です。『甲』は十干の一番最初の文字で、物事の「はじまり」を象徴し、草木が成長し勢いを増す様を表すとも言われます。
甲辰である本年は、上昇し勢いを増しながら、ぐんぐんと成長していく年となることを期待するところです。
結びに
干支のいわれのように新しい時代へ動き出し、成長し、勢いを増す1年になることと、災害のない希望に満ちた1年になることを願うとともに、町民の皆さんのご健勝とご多幸を心から祈念し、新年のごあいさつとします。
能登半島地震へのメッセージ
令和6年1月1日に発生いたしました「令和6年能登半島地震」で被災された皆さま、ならびにご家族・ご親族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。湯前町では、役場窓口と社会福祉協議会にて義援金に係る募金箱を設置させていただきました。
被災地が1日でも早く復旧できるよう、国や県と連携し湯前町としても支援に取り組んでまいりますので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。